- 岐阜駅本の市で本を買ったらもらえたON READINGのフリーペーパーを読んだ。真剣に誇りを持って何かに取り組むってすごいことだなと思う。そして私は真剣に誇りを持って何かに取り組むということをしていないように思う。ついでに言えば以前に情熱大陸のツダケン回を見た時に、自分は目標持ってひたむきに努力するってのをずっとやってないなと思った。
- 自分として、これをこういうふうにこれだけやってれば努力してるってことになる(今自分は努力していると認める)ラインって、随分と高くにあるかもしれなくて、たとえば勉強してないと人権ないみたいに感じていた高校の時は勉強から逃げてると思ってた(し実際数学や物理や歴史から逃げまくってた)けど、ニートからの無職やってる腑抜けの今の私からすればあの頃は充分に毎日よくやってたと思う。
- 今「ニートからの無職やってる腑抜け」と書いて、自分が努力してるって感じはしていない。強いて言えばできるだけ穏やかに生きのびようとはしている。もろもろの力に頼ることによって今のところはたまたま楽に生活できている。ニートとしての休養中も、通所して就職に向けた訓練をしている今も、(その辺のまっとうにまっすぐに人生やってきてまともなつもりの人たちからすれば、たとえば父などは、自分で働いてお金を稼ごうとしないのは「甘え」だと言い、実際私は甘やかされた人生を生きてきていて、それはそれとして、)その時々に自分なりになんとか生きようとしてきているのだということは、認めなくてはならないのだと思う。となると、世間一般に努力とみなされるものであったり、私が自分で高いラインに設定している努力であったり、そういうものとは違ったものであっても、たとえばもしそれができていてあたりまえとされることや、ただの遊びや娯楽消費や甘えと分類されるものだとしても、自分は今努力している、という認識にしてみるのがよいか。
- 恵まれた(・甘やかされた)環境で生きてきていることについて罪悪感のようなものや刺されても仕方ないという考えを抱かなくもないのだが、こんなこと思ってもしかたない気もするし、小さな幸せを意識して楽しみながら慎ましく自立した生活をしていくためにはどうしたらよいかを考えるべきな気がする。
- 焦ってもしかたないし無理なくできることからやっていく、だけだと怠惰に流れるし、かといって、急いで少しは無理もしてできないことをできるようにしていく、となるとヤダーッ無理ーッとなるし、ほんとやる気なくてわがままだな。どうしてこんなふうに育ってしまったんだ?いや、人間らしいのか?これも体力や関心の問題か?筋肉つけて興味関心を広げるように努力すればよい?
- 少し前に世界文学全集のクンデラ『存在の耐えられない軽さ』を読んだ。解説を読んでみるが、難しい。「キッチュの王国」、実存、うーん。クンデラの言ってるキッチュも反キッチュもよくわかんない、わかりたい気はする。え、性愛の場面に笑うところあったかな。ユーモアとアイロニーがどうも私にはわからなかったみたいだ。
- 『世界をきちんとあじわうための本』を読み始めたらレヴィナスが引かれているテキストがあり、実存……となる。哲学コースに迷い込んで退学したが、哲学コースの方々がおっしゃっていた実存の森というものをやはり探険してみるべきなのだろうか。
- 『世界をきちんとあじわうための本』読了。のこりもの、あいだにあるもの、関心……。関心が世界の限界を決めるというような話、どうすれば、関心を広げたり深めたりを自然にできるようになるんですかね。
- 辻村深月『かがみの孤城』を読んだ。読んでもスバルくんのことは結局よくわからなかった。生育環境に比してなんなんだ君の発揮する城のみんなに対してのモラルの高さは。
- 『カラオケ行こ!』、『かがみの孤城』、と、映画を見て原作を読むということをしてみて、映画にするにあたっての翻案という仕事の大きさを感じた。
- 蟹の親子『脳のお休み』を読んだ。重くて読んでいてこわかった。想像力についての考えがよかった。東京の人混みを見て私ひとりいなくてもいいって思っちゃうの意外とあるあるなのかな。いやこんなことはどうでもいいか。内容が重い本を読みたい人、子供を産みたくない人、などにおすすめ。脳を休ませたい人にはあまりおすすめできないかも。
2024/3 スペイン紀行 その7
3/26
今日が観光の最終日。雨。朝食。朝食後に吐き気。少し吐いてしまった。曇り。サンパウ病院へ。
サグラダ・ファミリアに行く前にその近くのお土産屋へ向かう。ポストカードとチョコレートを買う。
サグラダ・ファミリアの写真スポット。
正面のファサードの前のアパートは立ち退きを要求されていて反対運動をしているとか、他にもいろいろ問題があるとか。晴れてきた。手荷物検査のち入場。
陸亀と海亀。どっちがどっちだったっけ。
ブロンズの植物等の装飾がイケてた。撮らなかったがトンボのもあってよかった。トカゲの装飾を撮ろうとしたらおっさんも映り込んでしまった。
外尾悦郎氏はすごすぎるとか雨樋も洒落てるとかなんとか。中に入る。
ステンドグラスがきれい。
天井が高くて柱がいい感じ。
受難のファサード。
隣接の元小学校。
ぼんやりしていたらサグラダ・ファミリア内での自由時間はすぐに過ぎてしまった。
バルセロナの石畳。ガイドの話が少しはわかったというか安心して聞き流せたのでNHK特番とガウディとサグラダ・ファミリア展を見て予習しておいてよかったと思う。
海の近くで昼食。
サラダ。
パスタ版パエリアらしいけど食感にどことなく焼きそば感のあるフィデウア。
アイス。
海、を見ていたら道をセグウェイに乗った集団が走っていった。モンジュイックの丘へ。
ロープウェイがある。
地面に歯車やビンなど。
眺め。サグラダ・ファミリアも見える。
駅でトイレ休憩。ツアーで予定されていた観光内容は終わり、残った時間で旧市街を案内される。
戦争慰霊のモニュメント。
教会。地震でここの窓が落ちて死者が出たという。
カタルーニャ農夫がうんこする200年くらいの伝統のある人形と、そこまで伝統的ではない他のいろいろなバリエーションの人形。このへんで蚊に刺されてかゆかった。
馬と人の像。誰だったっけか。
でかい顔。
音楽堂。守護聖人のサンジョルディだか。
車窓と下車でのカサミラとカサバトリョ(車窓からのカサバトリョは祖母が撮影)。小雨。カサミラの土産物屋を見ていたら集合時間になった。ここでカサミラの隣のチョコレート屋に行っておけばよかったか。夕食。
シーフードスープにシーフードサルスエラ、とシーフード続き。他のツアー参加者がこれはカジキ?などと言っていたが私はかためでパサつく魚だなあとしか思っていなかった。
焦げたところが思ったよりがりがりしてたクレームブリュレ。ホテルへ。明日の朝行くつもりだったスーパーに行くことにして、既にスーパーに行ったことのある他のツアー参加者に道案内を頼む。インスタント焼きそばが売ってある。生ハム味のプリングルスとチョコレートを買う。スーパーからホテルに戻るまで雨に降られる。
サグラダ・ファミリアと展望台で雨が降らなくてよかった。平和やその他きれいごとなど大義を謳って、教会を一所懸命になって建てたって、世界の理不尽も苦しみも不平等も変わらないじゃん、と思ってた(思ってる)から楽しめないかなと不安があったが、それはそれとして忘れて、見ることに集中できたのではないかと思いたい。
ツアー参加者の発言で削られるということを心配していたが注意を向けない考えないようにしていたらそれほどでもなかったか。途中までのオレンジジュースはうまかったのに後半は変に少し苦いなどあってそんなに飲む気になれず。日本の何が食べたいとは思わないがいつもの水道水が飲みたかった。ガイドの話が、特に歴史の話になると、聞いたことある単語はあっても何も入ってこなくて、ちゃんと勉強してきている人なら違うんだろうなという気持ちに。
3/27、3/28
快晴。
朝食。
昨日スーパーに行ったので、時間まで部屋でのんびりする。他のツアー参加者のなかにはこの時間で散歩や観光や買い物をした人がいるようだ。
バルセロナの空港へ。免税手続きはごたついてツアーディレクターが奔走することになった。手続きできたが免税で帰ってきたのは日本円で千円分だけだった。今度からは免税手続きしなくてもいいか。今度があればの話だが。ポストカードとアーモンドチョコレートを買う。帰りは行きよりも飛行機に乗る時間が短くて助かった。関西国際空港から名古屋までのバスも予定ほど時間がかからなくて、よかった。何より無事に帰れてよかった。
以下余談。
実は今回連れていっていた牡蠣のぬいぐるみ(※クオリアのにっこりーノ海鮮のぬいぐるみガチャガチャ、クリアポーチはセリアの)。それぞれ撮影場所は初日のホテルのベッドと最終日のホテルの椅子。旅行中もし心が荒んだ際は眺めて落ち着かせようとお守りのように持っていた。旅行にぬいぐるみを連れていくという行為をしてみたかったのである。牡蠣を食べるのはそこまで好きではないがこの牡蠣はかわいい。余談終わり。
ちなみにこの紀行文で載せた写真も載せきれない写真もInstagram(kurata_tamaki)に投稿していくはずなので、もしご興味あればご覧ください。
2024/3 スペイン紀行 その6
3/25
部屋から見えたプール。
朝食。食べ終わったら吐き気。タラゴナへ。重そうな雲で、雨が降りだす。寒い。厚手のニット1枚でちょうどよい。手洗い休憩と水道橋の下車の際は曇りだった。山の中に水道橋(ラス・ファレラス水道橋)。
けっこうな坂を登って少しの間水道橋の上を歩く。くだりが少しこわかった。レストランへ向かう。
地中海と船。
路地。
教会。
(以上4枚は祖母が撮影)
タパスという話だったが、チーズかなんか入ったとろっとした揚げてあるコロッケ的なもの、じゃがいもと生?ハムと目玉焼き、揚げてあるじゃがいも(またじゃがいも?という話になる)。そしてムール貝。一皿ずつ間をあけて出てくる。おいしいが、これらすべて4人で取り分けて食べるためあまりに一人分が少ない。他のテーブルの客たちを見ると豪華なものを食べていて、それと対比されて目の前のものがいっそう貧相に見える。皆が遠慮しているなかで私は遠慮せずに食べてしまう。ツアーディレクターが交渉して得た少しのパンを皆で分け合って食べることになる。ツアーディレクターは会社にタパスがショボすぎだったと言っておくと言う。
デザートのあんずかなんかのソースのかかったパンナコッタはうまい。雨。車窓からの観光だが雨なのでうまく撮れない。
元闘牛場の現ショッピングセンター。
美術館。
黄色と黒がタクシー。
カサミラとカサバトリョ。
博物館かなんかになってるやつ。
グエル公園へ。
藤。
椅子。
切られずに残された曲がりくねってる木。
修復中の建物。アスパラガスや風見鶏がどうとか言ってたけど解説より野生のインコに気を取られてしまいよくわからなかった。緑色の野生のインコはぎゃあぎゃあ鳴きながら飛んでいる。
一応サグラダファミリアも見える。
赤いのがグエル伯爵用の建物。
破砕タイルな蛇のベンチ、だっけ。おにーさんとおねーさんの二人組にスマホを渡されて撮ってくれと頼まれて、雑に一枚だけ撮って渡したけど、あれでよかったのかわからない。
洗濯女の柱。
蛇のベンチのある広場は太い柱に支えられている。
海の中から見上げる設定の四季の太陽だったっけ。修復したらみんな似通った色になってしまったとかなんとか。
タコ。
有名なトカゲ。
トカゲの手前のこれは犬?
タイル。
てっぺんのキノコみたいな造形のところにはマグカップが使われていると言っていた気がする。
青と白の建物の中は土産物屋。
フクロウみたいなオブジェが付いていた。
ホテルに戻る。
ほうれん草が詰まったクリームパスタみたいなやつ。うまい。
オレンジ色でズッキーニを使っているらしいやけに甘いソースの上にローストビーフ。そんなにかたくなくてよい。
いちごとヨーグルトとなんかジャム。部屋に戻ったら疲れて何もかも放り出して寝てしまう。
2024/3 スペイン紀行 その5
3/24
昨日と打って変わってまあまあ寒い。曇り。この日は長袖スウェットに薄手のコートを着てちょうどいいぐらいの寒さだった。朝食の写真は略。
机に敷いてある紙がなぜか2枚重なっていたので下の1枚を頂戴する。
ホテルの右手すぐにあると聞いたオリーブ畑を一瞬見てみる。
菜花を撮る。バスに乗ると軽く吐き気がした。今日はほとんどがバスでの移動で消える予定のため、できるだけ寝ようと思ってアイマスクをつけて寝る。一度サービスエリア的なところで休憩。スペインにはいろいろなお祭りがありイワシの埋葬祭りというものもあると聞く。murciaに着く。車窓からなんかおみこしみたいなのを担いでいる人の群れが見えた。本や化石?やらなにやらのちょっとした市みたいなのが見える。今は1週間の復活祭が始まったところらしく、教会に行ってきた人がオリーブの枝や椰子の葉の加工品などを手に持っている、とのこと。昼食。
にんにくのきいてるあったかいたまご入りスープ、なんか硬くてカリカリでちっさくて口の中の水分とられるやつとパン、じゃがいもと、他のツアー参加者のほとんどは塩が付きすぎなぐらい付いていたのに私のには何も付いていなかったポーク、季節の果物。
バスをしばし待っていたところが美術館かなと思ったけどわからない。
サービスエリア的なところにあったゲーム機っぽいやつ。
バレンシア着、ガイドと合流。旧市街をゆく。
セラノス塔。
セラノス塔の裏側。バレンシアの州旗だっけ。
昔は洪水があったとか昔は城壁があったとか。
伝統的な服?を着た人がいて写真いいよと言うので撮らせてもらう。オルチャタの屋台について、ちっこい芋みたいななんかの地下茎で作る豆乳みたいな冷たい飲み物との解説あり。
右も左も教会。ミサをやってるので静かにしなくてはいけないが入ってもいいらしいので入って見てみる。
キリストの使った聖杯らしい。
教会前の広場に書いてあるやつ。ガイドが説明してたけど忘れてしまった。なんか動物のツノと矢だったっけ。この絵の上に乗って願い事するといいとかどうとか。広場では金属棒を円にしたやつみたいなのに掴まったおにーさんと、そのおにーさんに掴まったおねーさんが一緒になってぐるぐるするパフォーマンスをしていた。
広場にモンスターズインクのやつ(※サリー)とプーさんの着ぐるみがいたのを遠くから見る。30分の自由行動を言い渡されるが、自由が怖いので、ガイドとツアーディレクターの助力に頼って、トイレを借りてお茶をする。
紅茶はなんと言い表すべきかわからないが少し変わった風味だった。広場の方に一瞬火花が見えた。
閉まってたけど市場。
ラロンハ。
また教会。
夕食。
めちゃ立派なサラダ。
エビとチキンのパエリア。昨日の夜にホテルで食べたパエリアのほうが好きな味だったなと思ってしまう。
デザートはバレンシアだからかわからないけどオレンジ丸ごと一個をよく切れるナイフで各自皮を剥いて食べる。オレンジうまかった。しかし食べすぎたか。
2024/3 スペイン紀行 その4
3/23
朝食の写真は略。フリヒリアナへ。先日も見かけたが立派なリュウゼツランが植えてあるところを見かける。
猫。
写真スポット。
かなり階段を登る。
登った先での眺め。
なんの鳥かわからないが鳥籠。映っていないが右横の窓の方にはゴシキヒワも見えた気がした。
いけてるマンホール。
苦役させられるロバ(帰りは荷物でなくおっちゃんを乗せていた)。
腹の異常に膨らんだ野良犬っぽいのが1匹少しの間うろちょろしておりややこわかった。
オレンジの花の香りの石鹸を買う。
猫。
涼しげな帽子を探していた祖母が土産物屋でキャップを買う。スーパーマーケットにギリギリ行けそうだったので行って水を買う。急いで戻ったら間に合ったのでよかった。
昼。
サラダ、イカスミと米、しめったビスケットとシナモンかなんかの乗ったカスタードクリーム。謎の小さいイカの入ったイカスミは別にくさくなくて食べられないことはなかったはずだが食べたいと思えず残す。ホテルに戻る。徒歩でアルハンブラ宮殿へ。相変わらず乾燥していて日差しが暑い。半袖一枚でちょうどよい。なんというか話しぶりと話す内容にクセのあるガイドが登場。植物を知ることは歴史を知る上で重要とかなんとかで、ニレの木やユダの木?(セイオウハナズオウか)やスズカケノキ(棺桶に使われた?)やその他いろいろ植物の紹介が挟まれる。赤い土がレンガになって、右手が大事で、うんたらかんたらと言っていたような。他にもたくさんいろいろと話してたけど、正直あんまりガイドの話が頭に入ってこなくて、覚える気もあんまりなくて、すんません。
噴水。
天井の木はひとつひとつパーツに分けて切ってつなげてあって丈夫なんだったっけ。
木じゃないほうの天井。
虫除けになるとかいう植木。
猫。
危機を知らせる際は水を止めていたとか。ほんとうかな。
horse nutsだったかなんだったかという木(セイヨウトチノキか?)が造船等のために良い木で、アラブ人はそのことを隠してヨーロッパ側に別の木を売りつけていたとか栗のような実を馬に与えると高血圧になって早く走るとかなんとか。
石膏となんかを混ぜたものに型を押し付けて作られているという精緻な模様は実物を見るとこんな質感なんだという気持ちになった。もっと木に近い感じかと思っていた。
世界史で見たやつ。
ライオン噴水。
争いの火種になるため製作時期が隠されている絵らしい。
風呂?らしい。
これだけ見てきて歩くのがかなりつらいが、植物はいろいろきれいに植えてある。木々の中を通るのは気分がよくてよい。
昨日までにもちらほら見かけていたが藤が咲いている。
ヘネラリーフェ庭園。豪華な花。つい最近きれいに植え替えたばかりらしい。
侵入者が使ったという木。
藤に牡丹。
クロチク。ガイドはあと何話してたっけ。白と青が目立つ装飾だが、土の赤、水の青、空気の白、植物の緑、太陽の黄色の五色で塗られていたとかなんとか。写真をたくさん撮った。ガイドの話はあんまり入ってこなかったけどアルハンブラ宮殿はなんというか全体的によかった。見られてよかった。植物もいろいろあるし(そこ?)。足がへとへとで、でもまだ今日は終わらない。ホテルまでの帰りに昨日他のツアー参加者が買っていて祖母が欲しがっていたフラメンコダンサーな指にはめられる人形を祖母が買う(5cmくらい。家に持って帰るまでに破損して首と左腕が取れて、接着剤で付けた)。
ホテルで夕食。
骨付き肉の入ったパエリアがおいしくてもっと食べたい気になったが食べ過ぎはよくないかと思いやめておく。レンズ豆のスープはややしょっぱいがうまい。アイスがあって食べたら軽めの味わいだった。頭が痛い。ミニバスに乗ったら吐き気もしてくる。着いたら香水やたばこのにおいで気持ち悪くなる。少し待ってから、フラメンコを見る。ギチギチの席に座る。座ったところがちょうど見やすいところでよかった。フラッシュはだめだが写真も動画もいいらしいので撮る(他の観客も映っていて肖像権的に申し訳ないが加工の仕方がよくわからないし調べる気もないから無加工で)。
目線くれた。
ひとりめの赤と黒の衣装の人がいちばんうまくて表情の付け方までかっこいい。
次のバラと黒の衣装の人はスピードアップがうまい。途中で髪飾りを放り投げるからややびびった。
ピンクの衣装の人は上半身の動きと下半身の動きがうまくいってないというか、全体的に表現が上手ではなかった。
ダンサーからだけでなく歌う人と打楽器とギターの方向からも靴を鳴らす音が発せられていた。
最後に打楽器とハモリを担当していた人が踊って、約1時間で終わり。
坂がきついと思いつつアルハンブラ宮殿のライトアップを撮るスポットに連れられて撮る。ミニバスに戻って乗るとまた頭が痛くて吐き気。もう夜が遅い。
2024/3 スペイン紀行 その3
3/22
朝早く出発。
駅のなかに植物がある。
AVEに乗る。思ったよりスピードは速くない。車窓からオリーブ畑が見える。昨晩もよく眠れなかったのでうとうとする。
コルドバ着。曇っていてやや蒸し暑い感じ。
オレンジの白い花のにおいがする。このオレンジは食べてもおいしくないので食べないらしい。
遠景を撮る。物乞いの人もいる。どこかから来ている大量の観光客が橋を渡っていく。橋を渡る。橋の上に天使。
橋の上には電子ピアノを演奏してる人などもいる。
守護聖人のラファエルだったか。
世界史で見たメスキータは薄暗い。うまく撮れない。
花の小径とやら。
ロベリアも植えてある。少しの間自由行動を言い渡されるが特に見たいところなし。
なんかの植物で編んである牛や象(店内にはカタツムリもあった)。
馬車が通る。
12時になり鐘楼の鐘が鳴る。
橋から見えるものを撮っておく。昼食。オレンジジュースを頼んだら果肉も少し入っていてうまい。
スクランブルエッグ的なかたまり。しょっぱいがうまい。
肉を肉で巻いて揚げてあるやつは、デカ過ぎる。肉はかため。普通に食べたのち巻かれている中の肉だけを取り出して食べた。
すべてが重たい白いカボチャ(?)のパイ。一口で食べるのを諦めた。
街路樹のオレンジの回収業者がオレンジを回収していく。
グラナダへ。
またも車窓がオリーブ畑。サービスエリア的なところで石鹸を買う。想定より高級な石鹸だがにおいは良さそうなのでよしとする。昨日までの時点で散財しすぎており、もうあまり金がない。
茶色いもじゃもじゃの犬。マドリードに着いてから観光終了までに何十匹もの散歩中の犬を見かけた。
車窓からいちめんのなのはな。いちめんのなのはなってそんなん見たことないから詩の世界だけかと思っていた(※山村暮鳥 風景 純銀モザイク)けどちゃんとこの世界にあるんすね。昨日のプラド美術館で買った半袖Tシャツ一枚でちょうどいいぐらいのあたたかさ。ホテルに着く。レストランに歩いて行く。旅行代理店が一杯ドリンクサービスしてくれるというので夜もオレンジジュースとする。オレンジジュースうまい。
にんにくがきいてるあたたかいスープ。クルトンがうまい。パンをつけて食べる。
次に来たデカい白身魚を食べていたら、誰の差金なのか(ってそりゃ旅行代理店か?)楽器を持った3人が演奏しながらレストランに入ってくる(写真略)。値段の書かれたCDとUSBメモリを机の上にしばし置いていく(どうも他のツアー参加者のうちの2名くらいは買ったらしい)。3曲くらい演奏したのち売れなかった分のCDとUSBメモリを回収して帰って行った。同じ机のツアー参加者たちの快活な話しぶりに距離を感じつつオレンジジュースの入っていた瓶の文字を所在なく見つめるなどする。
デザートはシナモンが効いて(効きすぎて)いる甘くてとろっとしてるやつ。味は悪くないが魚のところで食べすぎたこともあり8割がた残す。ホテルへ戻る。月がかすんでいる。
2024/3 スペイン紀行 その2
3/21
寝たり起きたりでぐっすり眠れたとはいえない。膝と足首が痛い。
レストランで肉とパンなどを食べる。うまい。機械でしぼりたてのオレンジジュースもうまい。吐き気がする。バスに乗る。
闘牛場前広場で今日のガイドと合流。路傍に群生している菜花みたいなのが昨日から気になっている。と思ったらガイドが菜花だ(4月下旬から5月はひなげしかなんだったか忘れたけど赤い花が一面に咲く)と言っていた。トレドに着く。
展望台からの眺めを撮る。
足元の地図を指差しつつガイドがこれから歩く道順を説明してくれる。
(ガイドが昔職人をやっていたという)象嵌細工を見学し、鳥がかわいいと言ったら祖母が買った(直径2.5センチくらい、職人の手作りなので機械製より輝いており高級)。
エスカレーターに移動。ここにも菜花。
昨日から思っていてガイドも同じようなことを言っていたが木々の黄緑の新緑がいい感じである。
エル・グレコの絵(サント・トメ教会のオルガス伯爵の埋葬)はフラッシュは禁止だが撮ってもいいらしいので撮る。
(2枚目は祖母による写真。)
ガイドの説明が長くて丁寧で手厚くて感心する。
それからけっこうな坂の石畳を歩く。トレド新市街に住んでいるというガイドは道行く知り合いたちとたびたびあいさつをしていた。
カテドラルを見る。
昼食。
ズッキーニなどの野菜が何味というのかわからないけどかなりうまい。
カルカムサは食べられるけど最後の方は味に飽きてきた。
チョコレートのパンナコッタ(だったっけ?)はたいへんうまいが、腹がいっぱい。新しい方のエスカレーターで降りる。
眺めをなんとなく撮る。
プラド美術館に着く。荷物検査あり。そのあとすぐトイレに行けてギリギリ間に合ったが下痢で危なかった。
館内は入ってすぐのこの像ともう一箇所の白い像エリア以外は撮影禁止。ガイドによる名画に絞った解説を聞く。ラピスラズリの青ってやっぱ他にない青できれいっすね(※フラ・アンジェリコ、受胎告知)。ボスの快楽の園は人がたまっていてよく見えないがこんなキモくておもろい絵あったらずっと眺めたいよな〜〜〜と思う。扉側の絵は初めて見た。ベラスケスの有名なやつ(※ラス・メニーナス)はでかい。近くで見るとハイライト等の筆致が結構荒めと聞いたことがあったので注目してみたのだがそんな荒いってほどでもなくね?という気持ちに。犬の毛並みとかツヤっとしててよかった(そこ?)。ガイドの説明はこちら側から見て・離れて見てという位置指定もあり、内容の説明がここでも手厚く、象嵌職人をやっていただけあってか、美術と美術鑑賞に関して造詣があるというかなんというかちゃんとしてて、普通のガイドと違っててすごいなと思うけど、他の絵(デューラーの自画像、なんか遠近法がすごいやつ(※ティントレット、弟子の足を洗うキリスト)、ゴヤの裸のマハ・着衣のマハなど)の解説はだいたいにおいてそこまで興味持てず。ガイドによれば珍しいことに館内でピアノが演奏されていた。世界史で見たフェリペ2世っぽい肖像画(※ティツィアーノ、鎧を着たフェリペ2世の肖像)が気になったけど遠目でチラ見するだけで終わる。ゴヤの有名なやつ(※マドリード、1808年5月3日)はそれなりにでかい。見られるかなと思っていたゴヤの黒い絵は最後に説明があり、有名な我が子を食らうサトゥルヌスが見られて、めちゃくちゃうれしい(ここでやっとテンションがちゃんと上がった)。あと他の黒い絵も目がやばい感じにギョロついてたり髪や髭の筆致に言いようのない暗さがあったりして大変良かった。満足した。少しの間自由時間になり、売店に行く。服やサトゥルヌスグッズを選んでいたら時間ギリギリになって、免税書類をもらうための時間は取れず、結局2分くらい遅刻してしまう。
サトゥルヌス自由帳とサトゥルヌスしおり。
何の絵か知らなかったが(※ゴヤ、理性の眠りは怪物を生む)かわいかったので買った自由帳。
扉側の絵も楽しめる快楽の園ポストカード。
プラド美術館なTシャツと誰の何の絵か知らない花やゴシキヒワが描かれているTシャツ(※tienda pradoのサイトによるとThe Sense of Smell (Peter Paul Rubens and Jan Brueghel the Elder, 1617-1618)の部分)。
太陽の門広場に行く。
上の方に馬の像がある。
熊(クマと山桃の像)。
自由時間になり、superdryに向かう。めちゃくちゃ人が多い坂な上に思ってたよりかなりずっと遠くてあせる。
やっと着いた。店内にいるのは5分間というのを目標にして急いで見る。いい感じのパーカーがあったので疲れでフラフラしつつ買う。
すごく高い(帰ってからよく見てみたら、前身頃のだいたい下半分が両手を突っ込めるデカめポケットになっており、その後ろに右手の先から右肘まで入るファスナー付きポケットがあり、と二重ポケットで収納力がすごい、あと、すそと背中の中心にずらっとsuperdryの主張がある)。どこから来たかと問われたので日本と答えたら、レジの人は日本に行ってみたいと思っているらしい。急ぎつつ集合場所へと戻る。
フライングタイガーがあったので外観だけ撮ってみる。ツアーディレクターによると、免税手続きをするなら商品は新品未使用で持って帰るのでなくてはいけないらしい。そうなのか?知らなかった。すぐに着るつもりだったが仕方ない。(プラド美術館で免税書類もらわずに買ったTシャツは次の二日間に着ることができたため、免税書類をもらわなくてかえってよかったか。)
赤っぽい色のチューリップに紫のビオラという珍しく感じられる色の取り合わせで贅沢な植え込みだなと思う。夕飯は飛行機で食べずにもらっておいたパンとチョコレートと、昨日メルカドーナで買った、売り場の中では一番お値打ちな生ハム。この生ハムはなんだか肉の臭みがある気がして私にとってはいまいちだった。あるいは一緒に食べたパンとの食べ合わせがよくなかったか。ホテルの部屋に置いてある紅茶がうまい。