ケーキを焼いたら健康に良かった

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今日、なぜか思い立ってケーキを焼いた。前にも1回作ったことあるキャラウェイシードケーキで、レシピはグレーテルのかまどのやつ(~“ホビットの冒険”のシードケーキ~| レシピ | NHK「グレーテルのかまど」)。味は前と同じようにおいしい。

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これは前作った時の写真。前作ったのは2022/3/6で、このときはアイシングをグラニュー糖と半端な量の酒を使ってやろうとして、ごたついて、うまくいかなかった。今回はアイシングをちゃんと粉砂糖でやろうとして、また、うまくいかなかった。レモン汁が多すぎたか?ケーキが冷めるまで待たなかったのがいけないのか?とにかく、世に言うアイシングとは遠い感じ。今後アイシングだけ練習する機会を作ってもいいかもしれない。

表題について「どのように」の部分を書こう。ケーキを焼いたら、

  1. 没入
  2. 達成感
  3. 楽しさ
  4. 満足感

が得られて、健康に良かった、と思う。

1.今回のは何も考えずに混ぜて焼けばできる簡単なケーキで、レシピに従い作業に没入できた。もしこれが、扱いに注意の必要な材料があったり、指示に不明瞭なものがあったり、あまり使ったことのない器具を使う指示があったり、というレシピだったら、どうやればいいか分からない、めんどくさい、うまくいかない、なんだよこの指示、などのモヤモヤ感とイライラがあっただろう。また、前に1回作ったことがあり、何をどうするか流れが分かっていた、ということが、作るハードルを下げて作業に集中するに当たって、かなり大きな役割を果たした。今回は、そのうちもう1回作るというつもりで材料がすべて揃えてあったため、急に思い立ってケーキを焼く、ということが可能だった。

2.自分で何かを作ろうとして、まあまあ思い通りのものが目の前にできあがったという達成感が得られた。これはうれしい。

3.型はシンプルなものではなく、家にあった花型の焼き型を使う。皿もそれに合ったものを出す。前回の失敗をもとにして、アイシングは中央部分はキャラメルの酒、周りはレモン汁、と分けて作ってやってみる。そういう、見た目と味へのちょっとした工夫が、楽しいところだったと思う。

4.満足感

食べておいしかった、作って良かった、という満足感があった。私はたまに自炊し、菓子はまれに作る。たまに作っても「(味は)まあまあ、何とも言えない」と祖母に言われたり、「作るのは当たり前のことだし、いつも作れば?」みたいなことを思わされる(?)料理と違い、菓子については、(やや気に入らない部分があるときはあるようだが)たいていは「おいしかった」と祖母が言い、また私としても、特別に作ったという労力を認められてもいいでしょ、という感じがする。あとは単純に、甘さが身体に引き起こす幸福感がある。今回のケーキは小さく切ってこれから何日間かかけて食べていく予定で、明日以降の楽しみができたというのも、とても良いところ。

ということでこのようにして、ケーキを焼いたら健康に良かった。ケーキを焼く前は調子が悪く、ひどくイライラして不安などに駆られていたが、ケーキを焼いたことによって、気が紛れて落ち着いた。やや明るい気分にさえなった。今日シードケーキを焼いてよかったと思う。またいつか焼いてもいいかもしれない。